ハイエースの購入を検討されている多くの方は、同時にベッドキットの購入も考えているのではないでしょうか。
ベッドキットは外付けパーツとして多くのハイエースに設置されており、高い利便性を誇ります。
ハイエースユーザーに浸透しているベッドキットは、メリットが多い一方で、デメリットも存在します。
本記事では、ハイエースのベッドキット初心者に向けて、ベッドキットについて詳しく紹介します。
市販のベッドキットは豊富に存在するため、ベッドキットの理解を深めて自分に合ったものを探しましょう。
ベッドキットとは後付けできる簡易的なベッド
そもそもベッドキットとは、車などに後付けできる簡易的なベッドのことです。
一般的に流通している多くのベッドキットは、マットレスとフレームの2つで構築されており、フレームを車体に取り付けて、その上にマットレスを設置することになります。
多くのベッドキットが販売されていますが、耐荷重や強度、高さ調節、機能性などに違いがあります。
ハイエースに設置されることが多いですが、エブリィやハイゼットなどの軽自動車にも備え付けが可能です。
ベッドキットとキャンピングカーの違い
キャンピングカーはエアコンや冷蔵庫、ベッドなど、住まいに必要な家具や家電が設備された車のことです。
キャンピングカーとして完成された状態で販売されています。
一方ベッドキットは外付けできる簡易的なベッドです。
必要に応じて取り外しが可能で、キャンピングカーよりも安価で購入できます。
ハイエースにベッドキットを導入するメリットとは?
ハイエースにベッドキットを導入する4つのメリットを紹介します。
- 車中泊できる
- ベッド下に荷物を収納できる
- 仕切り板として活用できる
- 取り付けや取り外しが簡単なものが多い
車中泊できる
ハイエースは荷室が広いため、ベッドキットがなくても車中泊は可能です。
しかし、ベッドキットを用意することでより快適な寝床になるでしょう。
質の高いマットレスを用意すれば、自宅で就寝するのとほとんど変わらない環境を手に入れられます。
ベッド下に荷物を収納できる
ベッドキットはフレームの上にマットレスが乗っています。
ベッドキットは高さがあるため、フレーム部分は荷物の収納に利用できます。
ベッドキットを設置したからといって、ハイエースの収納力が損なわれるわけではありません。
仕切り板として活用できる
ベッドキットを設置することで、上下に仕切ることができます。
就寝時はベッドとして利用しますが、それ以外では仕切りとして活用できます。
取り付けや取り外しが簡単なものが多い
ベッドキットは取り付け、取り外しが簡単です。
ボルトで固定するものがほとんどのため、必要なくなればボルトを外せば簡単に着脱できます。
ハイエースにベッドキットを導入するデメリットとは?
ハイエースにベッドキットを導入する際、以下の3つのデメリットがあります。
- 購入コストがかかる
- 製品によっては走行時のグラつきや異音が発生する
- 荷物の出し入れがしづらくなる
わかりやすいメリットがある一方で、予期せぬデメリットに遭遇する可能性があるため、注意しておきましょう。
購入コストがかかる
ベッドキットは購入して利用する場合がほとんどです。
数万〜5万円程度かかるため、購入コストはデメリットといえるでしょう。
製品によっては走行時のグラつきや異音が発生する
さまざまな種類のベッドキットがネットで購入できますが、製品の質、精度にバラツキがあります。
例えばDIYの延長線上で制作されているようなものだと質が悪く、走行中にグラついたり、ガタガタと異音が発生したりする可能性があります。
製造業や大工などをしていて、ベッドキットの構造について理解できる人であれば、外観から良し悪しを見抜けるでしょう。
しかし、知識のない方は製品の質を見抜くのが難しいです。
走行中のガタつきや異音はストレスになるため、精度の高いベッドキットを慎重に選ばなくてはなりません。
荷物の出し入れがしづらくなる
ベッドキットを導入しても、荷室の利用は可能です。
しかし、ベッドキットの下に荷物を入れると、取り出しの手間がかかります。
頻繁に使うものでなければベッドキットの下に収納していても問題ありませんが、ベッドキットの下に手を突っ込んで、奥にある荷物を何度も取り出すことになれば、かなりのストレスになるでしょう。
そこで役立つのがスライドフロアです。
ベッドキットの下に収納したものをスライドで取り出せるため、非常に利便性が高いです。
スライドフロアとベッドキットの両方を使うことで、ハイエースの特徴的な車体を最大限に活用できるようになります。
まとめ:ベッドキットを使うならスライドフロアがあると圧倒的に便利
ベッドキットは車中泊するのに便利ですが、ハイエースの大きな魅力である収納力を損なう可能性もあります。
スライドフロアと併用すれば、荷物の出し入れが簡単になり、荷室を車中泊のスペースとしても利用できます。
ベッドキットを購入する際はスライドフロアも視野に入れておきましょう。